

WORKS
制作実績
印刷物等
【メニュー表】洋食屋Tomato畑様
サイズ:横118mm×縦262mm×6ページ
用紙:マットコート 110kg
カラー:片面カラー
1979年に博多駅東で創業して2017年に天神北に移転され、半世紀近く愛されている洋食屋Tomato畑様。10時間かけて柔らかく仕上げる牛タンシチューなどが人気の老舗店です。
メニュー表刷新のご依頼をいただき、まずは形状の検討から行い、その決定後にデザインを進めました。重点を置いたのは以下の点です。
丈夫であること
安価に内容変更しやすいこと
シニアにも見やすくわかりやすいこと
毎日多くのお客様が触るメニュー表には丈夫さが必要です。お冷やお料理をこぼすことも考えられます。ラミネート加工を採用する場合も多いのですが、それだとメニュー内容を変更する度にラミネートも含めメニュー表丸ごと作り直さないといけません。
そのため、市販の差し込み型の3つ折メニューブックを採用し、そのサイズに合った中身を制作することにしました。これならメニュー変更時も該当ページを作り直すのみで済みますし、丈夫なメニューブックの中に入るものですから安価な用紙で大丈夫です。

また、洋食屋Tomato畑様には近隣で働く方が多く訪れますが、シニアにもとても人気のお店です。お客様に優しいお店として、スタイリッシュさよりも「見やすさ」「わかりやすさ」が重要だと考えました。
店内は明るい木目基調で親しみあるダイニングのイメージですので、温かみのあるデザインに。メニューのカテゴリごとにページを分けて全体がわかりやすいよう構成しています。
フォントには柔らかさのあるUDフォント(ユニバーサルデザインフォント)を採用。UDフォントは年齢、視力、視覚障害や読字障害等に関わらず、誰にでも読みやすく誤読しづらいよう設計されたフォントです。
多くのメニュー情報を限られた紙面に見やすくわかりやすく入れるため、文字の大きさや行間などにも気を配りました。単純に文字を大きくすれば見やすくなるわけではありません。文字を大きくしすぎて行間が狭くなることで見にくくなることも多々あります。
メニュー表を刷新したことで、実際にお客様から「見やすくなった」という声を多数いただいたそうです。またこれまで仕組みがわかりづらかった、2品3品のメニューを選ぶTomato畑セットがよく注文されるようになったとのこと。
メニュー表でお客様の反応や売上が変わるというよい実例になりました。




